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江戸時代初期に伊達藩に起った御家騒動を題材にした

歌舞伎「伽羅先代萩」の四段目・床下の場面より。

 

物語は、室町時代。

足利頼兼(伊達綱宗がモデル)が隠居し、次期当主は幼い

鶴千代となる。この鶴千代は、足利家の奥に乳母・政岡と

その実子である千松と共に暮らしていた。

 

ところが、この鶴千代を暗殺し、自らが政権の要職に付こうと企む

仁木弾正一味は、鶴千代の毒殺を図るがこれを失敗し、

暗殺の連判状は乳母・政岡の手に渡る。

 

そこで、妖術を使い鼠に化けた弾正は、暗殺の連判状を奪い返すが、

床下で宿直をしていた忠臣・荒獅子男之助に見つかり、鉄扇で打ち据えられ、

正体を現してしまうのである。

 

 

本年の山車では、荒獅子男之助が鉄扇をかざし、

鼠に化けた仁木弾正を打ち据えるクライマックスの場面を飾る。

 

 

 

 

 

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鎌倉時代?江戸時代にかけて編纂された

「御伽草子」に収録された一編で、

今なお、子どもたちに読まれるおとぎ話である。

 

丹後の国に住んでいた浦島太郎は、ある日亀を釣り上げてしまい、

「亀は万寿という程で、長生きする生き物だから」と逃がす。

 

後日、同じ浜に一人の女性が流れ着き、「もと来た場所に返して欲しい」と太郎に

頼みに来る。太郎は舟を出し、この女性の言うまま、龍宮城に到着すると、

女性(乙姫)は太郎と夫婦になろうと言うのであった。

 

龍宮城は、東西南北の戸を開けると

四季の草木と眺めがみえるように作られており、ここで共に三年暮す頃、

太郎は残してきた両親が心配になり、帰りたいと申し入れるのであった。

 

妻となった乙姫は、自分が助けられた亀であったことを明かし、

開けることを禁じたうえで「かたみの筥(はこ)」を手渡す。

 

 

太郎は元の浜に着くと、そこは見慣れぬ光景が広がる。

近くに住む老人に浦島の両親について尋ねると、それは七百年も昔の人で、

近くにある古い塚がその墓だと教えられるのだった。龍宮城の三年の間に、

地上では七百年もの年月が経っており、これに絶望した太郎が箱を開けると、

三筋の紫の雲が立ち昇り、太郎はたちまち老人になったのだった。

 

太郎は鶴になり蓬莱の山に向かって飛んでいく。

同時に、乙姫も亀になり蓬莱山へ向かうのだった。

 

太郎のふるさと・丹後ではこの後、太郎と乙姫は鶴亀の千寿万寿の

夫婦明神として祀られた、というお話である。

 

山車では、竜宮から玉手箱を持って故郷を目指す太郎と亀の姿を飾る。

 

 

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