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歌舞伎「義経千本桜 二段目 渡海屋(とかいや)/

 

大物浦(だいもつのうら)」から。

 

源平の合戦の後日談。源九郎義経は、兄・源頼朝に

謀反の疑いをかけられ九州に落ち延びようと

船宿「渡海屋」にて船が出るまで逗留する。

 

この「渡海屋」の主人・銀平こそ、

壇ノ浦で死なずに生き残った中納言・平知盛で、

看板娘のお安は、生きていた安徳帝である。

 

「渡海屋」のクライマックスで正体を表す知盛と安徳帝。

続く「大物浦」では、安徳帝の身を守ろうとする義経、

そして帝のいのちを守るのは当然とし、その上で、

源平の雌雄を決するべく戦いを挑む知盛、その間で

それぞれを守ろうとする安徳帝や典侍の局の想いが交錯し、

最後に知盛は、義経に度重なる戦で負けたことや、

没落した平家の姿を地獄の道になぞらえ、

父・平清盛の悪行によって呪われた一門の運命を、

ここで脱する(解脱)と、碇を担ぎ、

帝を義経に託し海に消えていく。。。。という物語。

 

歌舞伎の舞台では、血みどろの戦いで

グロテスクな演出がなされる知盛だが、山車という

ハレの舞台に「血」というケを表現するものでないため、

山車では、純白の姿の知盛として、断末魔の碇を担ぐ姿を飾る。

 

 

 

 

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その昔、大岡越前守が整備した江戸の定火消である

「いろは四十八組」。


そのうちの一つであった「の組」は、

現在の江戸消防記念会第三区七番組として、

新宿区矢来町周辺を管轄する組織で、正月の出初め式や、

5月の消防殉職者慰霊祭等の際、

この三区七番組=の組の纏振りの様子を今も見ることができる。

 

本年の見返しには、その、の組の纏振りの姿を飾る。

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