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新歌舞伎十八番の一つに数えられるこの「紅葉狩」は、

謡曲や能においても演じられている。

 

 

信濃国戸隠に紅葉狩りを楽しみに来ていた更科姫の一行がいた。

 

 

同時に、鹿狩りにやって来ていたのは平維茂。

この宴の模様を発見した維茂は、供の者に様子を見てくるように命ずる。

 

 

しかし、なかなか様子を見せない更科姫の一行に、

維茂は自ら、近くを通り過ぎるふりをして、様子を見ようとする。

 

 

すると、従者の一人が維茂に声をかけ、一緒に宴会に参加しないかと問う。

誘われるままに宴に参加した維茂だったが、

激しさを増す更科姫の舞に見とれながら、次第に意識を失う。

 

 

その晩、夢枕に山神が立ち、戸隠山で見た更科姫が

恐るべき鬼女であることを告げ、

鬼女を討つべしと、維茂に神剣「小烏丸」を授ける。

 

 

覚醒した維茂は、鬼女と対決。

激しい攻防の末に打ち倒したのであった。

本年の山車では、神剣「小烏丸」を振るう維茂と、

恐るべき力で対峙する鬼女を飾る。

 

い組は長年、固定した演題のサイクルを守ってきたが、

今回38年ぶりにそのサイクルを外れ、紅葉狩を飾った。

 

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新歌舞伎十八番の一つに数えられる、

この「紅葉狩り」は、謡曲や能においても演じられている。

 

信濃国戸隠に紅葉狩りを楽しみに来ていた更科姫の一行がいた。

同時に、鹿狩りにやって来ていたのは平維茂。

この宴の模様を発見した維茂は、供の者に様子を見てくるように命ずる。

しかし、なかなか様子を見せない更科姫の一行に、

維茂は自ら近くを通り過ぎるふりをして、様子を見ようとする。

 

すると、従者の一人が維茂に声をかけ、

一緒に宴会に参加しないかと問う。

誘われるままに宴に参加した維茂だったが、

激しさを増す更科姫の舞に見とれながら、次第に意識を失う。

 

その晩、夢枕に山神が立ち、戸隠山で見た更科姫が

恐るべき鬼女であることを告げ、鬼女を討つべしと、

維茂に神剣「小烏丸」を授ける。

覚醒した維茂は、鬼女と対決。

激しい攻防の末に打ち倒したのであった。

この見返しでは、誘惑する更科姫の姿を飾る。